みなさんは「武者震い」を経験したことがありますか?

私は確か2回ほどありました。

1回は高校の時、もう1回は20代の時です。

高校の時は、たぶん足が震えていたように思います。

20代の時は、手が震えていたと思います。

両方とも、とても緊張した場面で起こりました。

その時は特に気にも留めていなかったのですが、自律神経系の働きを勉強した時に「そうなんだ~」と納得した記憶があります。

震えと自律神経、どのような関係があるのでしょうか?

緊張したり、興奮したりすると自律神経系の交感神経が活発になります。

交感神経が活発になるとそれに伴って、副腎からアドレナリンというホルモンが分泌されます。

アドレナリンが過度に分泌されると、手や足の動かす筋肉が刺激され、自分の意思とは関係なしに動いてしまい震えを起こします。

これが武者震いの正体です。

武者震いは、その時の緊張や興奮などがなくなれば治まりますが、自律神経失調症でお悩みの方の中には、震えが時々起こってしまっている方もいらっしゃいます。

自律神経失調症の場合、交感神経が過度に活発になっていることが多いので、それによって手の震えが誘発されしまいます。

自律神経失調症で手の震えにお悩みの方は、過度な交感神経の働きを抑えることが重要です。

交感神経が働きすぎる原因は様々ですが、ストレスが関わっていることが多くみられます。

ストレスに対処するには、ご自分一人では難しい場合もありますので、ご自分にあいそうな治療法を探して、そこで治療をうけることをお勧めします。

話がいろいろそれましたが、手の震えは病気でおこることもありますが、自律神経との関わりあいも深いので、お医者さんで病気がみつからなければ、自律神経のバランスが崩れていると思います。

カイロプラクティックは、自律神経系のバランスを整える効果があります。

カイロプラクティックで自律神経の働きを整えたいと思われた方はお気軽にご相談下さい。

■まとめ

自律神経の交感神経が活発になりすぎると、アドレナリンというホルモンも沢山分泌されてしまいます。

アドレナリンは骨格筋に作用し、手の震えを起こしていまうことがあります。

病気以外の場合は、自律神経系のバランスを整えることによって、手の震えは改善されていきます。