患者様
50代 男性 八王子市
[症状・病歴]
3日前から突然左肩周辺に鈍痛を感じるようになった。
腕を下げている状態が一番つらく、逆に腕を上にあげていると楽になる。
寝ている時も同様で、手をおでこに当てている状態が一番楽。
最近は痛みであまりよく眠れない。
朝が一番こわばっているような感じで夕方は朝よりは楽になるが鈍痛は常にある。
[治療方法・経過]
腕をいろいろな方向に動かしてもそれほど痛みはない。
ただ、腕をジッと下げておくと痛みがだんだん増してくる。
いわゆる五十肩であるが、典型的なものとはちょっと違うタイプである。
機能的な神経系の反応をチェックすると、肩鎖関節、胸鎖関節付近・肩関節周辺に特に反応が見られた。
これを治療する。若干痛みが軽減される。
3回の治療が終わると朝の痛みや日常的な痛みがだいぶ軽減されてきた。
5回の治療で日常生活ではほとんど痛みを感じなくなったが、ある特定な姿勢をとると痛みがでる。
特定な姿勢での神経系の働きを乱している原因を特定し、それを調整する。
7回の治療でほとんどの痛みは改善された。
[コメント]
五十肩でもいろいろな症状がでます。
典型的な五十肩では腕をあげる動作で痛みが出ることが多いのですが、この方のように腕を下げていると痛みがでる方もいわゆる五十肩です。
どんなタイプの五十肩でも直接的な痛みの原因である筋肉と、それに関係する神経系を調整し、根本的な原因を開放してあげると痛みは改善されます。
医師にかかっても1~2年このような痛みに苦しんでいる人は、カイロや整体なども試したら良いと思います。