脊柱管狭窄症の患者様
昭島市 ６０代 女性
[脊柱管狭窄症の症状・病歴]
２年前から少しずつ腰痛を感じるようになった。
腰痛がでたころは、痛みの程度は軽く、頻繁に痛むことはなかった。
１年前からだんだん悪くなってきた。
歩くと痛みがでるようになり、最近では少し歩くと強い痛みがでるようになってしまった。
悪化したので、病院へ。
始めに行った病院ではＭＲＩとレントゲンを撮ってヘルニアと診断された。
しばらく通院したが良くならないので、他の病院へ。
そこでは、レントゲンを撮って脊柱管狭窄症と言われた。
痛み止めと血流を良くする薬をもらいしばらく飲んでいた。
あまり改善がみられないので、何とかならないかと思い来院。
現在は、歩くと痛くなるが、少し休むと歩ける。
痛くなった時は、少し前かがみになると楽になる。
お尻のあたりに一番激しい痛みを感じる。
最近、足にしびれもでてきた。
[脊柱管狭窄症に対する整体・カイロの治療方法・経過]
痛みは、左のお尻の真ん中くらいと左足の横に感じている。
しびれは、左足の横にあって、お尻には感じていない。
痛みの場所はだいたい確認できたので、うつ伏せに寝ていただく。
触診させていただく。
腰の張りはあるが、お尻の方が筋肉の張りが強い。
脊柱管狭窄症と診断されているが、腰の問題よりも左の骨盤周辺に原因がありそうである。
アクティベーターメソッドで身体のバランスをチェックさせていただく。
腰よりも骨盤周辺と左の股関節、膝と足首のバランスが悪い。
悪い部分を中心に全身を調整。
お尻の周りの筋肉も調整する。
１年前から悪くなっているので、改善には時間がかかるかもしれないことをお伝えする。
カイロ治療後の注意事項を説明させていただき、初回は終了。
２回目の来院。
「帰ってから何か変わった事はありましたか？」
「施術していただいた翌日は、お尻の辺りが筋肉痛になりました。」
「でも、その翌日からは、少し長く歩けるようになりました。」
再度、身体のバランスをみさせていただく。
膝と足首は少し改善がみられる。
骨盤周辺と股関節、腰のバランスもまだ悪い。
左の骨盤、股関節を重点的に調整。
殿筋の緩和操作も行う。
５回目の来院。
痛みが少し楽になり、少し長く歩けるようになる。
長く歩きすぎると痛みがでてしまう。
８回目の来院。
全体的に身体のバランスが良くなってきている。
お尻の周りの筋肉の張りも軽減してきている。
１０回目の来院。
しびれも少し良くなってきている。
痛みを感じる時間が短くなり、少し長く歩けるようになっている。
１５回の施術で、脊柱管狭窄症と言われた痛みとしびれは、日常生活には支障がない程度まで改善。
その後は少し間隔を空けて、メンテナンスを兼ねて来院されることをおススメして終了した。
[コメント]
脊柱管は、背骨で作られた管状の空間で、そこに神経が入っています。
脊柱管狭窄症は、その空間が椎間板や背骨の変形などで狭くなってしまった状態によって起こる痛みやしびれなどのさまざま不具合のことを言います。
脊柱管の狭窄は、生まれつき持っている人もいて、それ自体が痛みやしびれを起こすとは限りません。
今回のケースでも背骨ではなく、骨盤や股関節の歪みによるバランスの悪さが、殿筋の過度の緊張を作り、それが痛みやしびれにつながっていました。
カイロプラクティックでは、神経系のバランスを整えることによって、筋肉や骨格の調整し、痛みやしびれを軽減させていきます。
お薬などでなかなか改善されない、脊柱管狭窄症による痛みやしびれでお困りならご相談ください。
