肘の痛みの患者様

町田市 40代 男性
  

[肘の痛みの症状・病歴]

学童の時に野球をしていた頃、肘を痛めたことがある。
その時は、整形外科で、野球肘と診断された。

肘の痛みがあったので、それ以来、野球は辞めていた。
社会人になってから草野球をしているが、肘の痛みはでていなかった。

2~3週間前、普通に物を持ち上げようとした時に、急に肘の痛みがでてきた。
思い当たるのは、ゴルフの打ち方を変えたことだと思う。

それ以来、野球肘と言われていた頃と同じような痛みがある。
肘を内側にひねるような動作や曲げ伸ばしで痛い。

重いものを持ち上げるような動作では、痛みが強い。
 

[肘の痛みに対する整体・カイロの治療方法・経過]

重いものを持ち上げた時に、強い痛みを感じるので、特に筋肉の問題が疑われる。
患者様に力を抜いていただいて、術者の私が肘の曲げ伸ばしをしても痛みがでる

負荷がかからない状態でも肘の痛みがあるので、関節の影響もある。
関節のバランスが悪いと、梃子の原理の支点・力点・作用点のバランスが崩れてしまう。

バランスがとれていれば、筋肉は、小さな力で仕事ができる。
バランスが崩れると大きな力が必要となり、筋肉に負担がかかる。

その負担が継続すると、筋肉は硬く緊張してしまい、痛みがでてくる。
関節のバランスを整えることによって、それが改善され、痛みも軽減される。

早速、肘関節の状態を確認させていただく。

肘関節は、3つの関節で構成されている。
このうちの一つで、腕橈関節の橈骨が上方と内方に変位している。

その影響で、橈骨に付着する筋肉の緊張もある。
これらを中心に全身を調整。

2回目の来院。
「肘の痛みはいかがですか?」
「曲げ伸ばしが少し楽になった感じがします。」

腕橈関節のバランスはまだ悪い。
肘周辺の筋肉の緊張もまだある。

5回目の来院。
「肘の調子はいかがですか?」
「まだ痛いですが、前よりは楽になりました。」

肘関節は、橈骨の上方変位がまだある。
筋肉の緊張は、少し軽減されてきている。

8回目の来院。
「最近はどうですか?肘の調子は?」
「重い荷物を持つと少し痛みますが、良くなってきています。」

肘関節のバランスはだいぶ改善されてきている。
筋肉の緊張は、少し残っている。

状態は、だいぶ良くなってきているので、今回の施術後は、間隔をあけて様子をみていただくことにした。
 

[コメント]

肘に負担がかかる運動をすると、まず筋肉が硬く緊張する。
筋肉の緊張が継続すると、関節のバランスが悪くなる。

バランスが悪い状態が長く続くと、歪みが固定化してしまう。
歪んだ状態で、肘を使うとさらに筋肉が緊張する。

その悪循環になるとなかなか改善されなくなる。
悪循環から解放されるためには、関節のバランスを整え、筋肉を緩めることが大切。

カイロプラクティックでは、筋肉や骨格を調整し、痛みの改善をお手伝いします。
肘の痛みでお困りならご相談ください。