患者様
日野市 30代 男性
[症状・病歴]
8年位前から右の足裏に痛みを感じるようになった。
そのころは時々、痛みを感じる程度で、それほど強くなかったので特に何もしなかった。
5年位前から悪化してきて、痛みを感じる頻度が増えてきた。
右の足をかばって歩いていたせいか、左の足裏にも痛みがでてきた。
ここ数か月は、立っている状態では、常に痛みを感じるようになったので、整形外科を受診。
かかとの足裏のところに骨棘と言われる骨のトゲが原因で痛みがでていると言われ、足底筋膜炎と診断された。
痛み止めと湿布を処方され、様子をみていたが、筋膜炎は変化しないので、当院へ。
[治療方法・経過]
足裏とかかとの状態をチェックさせていただくと、かかとの骨である踵骨が後方と内方に変位している。
それによって、踵骨についている腱膜や筋膜が伸ばされ、スジが張った状態になってしまっていた。
踵骨を中心に足裏のバランスを整え、身体全体も調整。
足底の筋膜や腱膜も調整させていただき、状態を確認していただく。
「立った感じはどうですか?」
「今は、ハリ感や痛みは感じません。」
その後、3回の調整で、常に感じていた、痛みやハリ感とはさよならできた。
[コメント]
整形外科で骨棘が原因と言われた患者様の症例ですが、骨棘が痛みの原因でないことも多々あります。
足裏に痛みのない方でもレントゲンを撮ってみると「骨棘ができている!」ということは沢山あります。
ですから、骨棘だけが全てではありません。
足裏の痛みは同じでも、患者様それぞれで、痛みの原因は異なります。
慢性的な足裏の痛みでも原因を特定し、それを治療してあげることで改善できます。
足裏や踵の痛みでお悩みならご相談くださいませ。