自律神経失調症の患者様
立川市 40代 女性
[自律神経失調症の症状・病歴]
8年くらい前から、息苦しさ、飲み込みにくい、喉が詰まっている感じ、耳の閉塞感、食欲がない、寝れない、ふらつき感がある、目がゴロゴロする、身体のだるさなどの症状がでるようになってきた。
特に思い当たる原因はなく、だんだん悪化するようになってきたので病院へ。
耳鼻科や眼科などで検査を受けたがはっきりした原因は見つからない。
最終的には、心療内科で自律神経失調症といわれ、そこでいただいた薬で落ち着いてきた。
それからは、薬を飲んでいれば、症状は軽くてすんでいるが、時々発作的に息苦しくなることがあった。
3ヶ月前から息苦しさを頻繁に感じるようになり、飲み込みにくさもましてきた。
飲み込みにくいので、固形物があまり食べられなくなっている。
そのころから夜中にトイレに起きるようになり、最近では2~3回は必ずトイレに起きてしまう。
整体や鍼などの治療も試してしるが、なかなか改善されない。
カイロは受けたことがないので、試してみようと思い来院した。
[自律神経失調症に対する整体・カイロの治療方法・経過]
ご自身では、特に思い当たる原因はなく、大きなストレスもない。
慢性的な鼻炎が20代のころからあるということなので、もしかしたら、遅延型のアレルギーがあるかもしれない。
遅延型の食物アレルギーがあると、自律神経失調症と似たような症状を示すことがある。
早速、筋反射を使って、食べているものなど何か反応していないかをチェックさせていただく。
小麦や発酵食品など数種類の食べ物に反応がみられる。
身体のバランスも崩れているので、カイロと体質改善の施術を併せて行う。
5回の施術後から食欲がでて、息苦しさや飲み込みずらさも少し良い日が増えてきた。
10回目の来院時に、少し体重が増えてきたとご報告をいただいた。
それから少しずつ症状は改善されていった。
20回の施術を終えたころから、調子の良い日が継続できるようになってきたので、少し間隔を空けながら調整をしていただくことにした。
[コメント]
遅延型食物アレルギーは、食べてすぐに反応が出るわけではなく、時間がたってから症状がでる為わかりにくい。
食べた直後に反応がでると、さっき食べたものが原因かな?となんとなく感じることができる。
しかし、遅延型の場合は、翌日に身体の調子が悪くなったりするので、食べ物が原因とは思わない事の方が多い。
いつも食べているものにアレルギーがあると、いつも身体の調子が悪くなる。
いつも調子が悪いので、自律神経失調症と間違われやすい。
遅延型の食物アレルギーでは鬱的な症状もでることがあるので、心療内科のお世話になってしまう人も少なくない。
薬があまり効かないので何とかしたい、薬に頼らず生活したいとお考えであればご相談ください。