患者様
八王子市 30代 女性
[症状・病歴]
小学生位から頭痛はあって、そのころから月に数回は頭痛がでていた。
2年3ヵ月前から少しずつ悪くなってきて、週に2~3回位は偏頭痛がでるようなってしまった。
頭痛の程度もとっても悪くなってきて、偏頭痛がでると音や光に過敏になってしまう。
なので、偏頭痛がでると、暗いところで音も聞こえないようにして、寝ていないとつらい。
カビキラーを使った後や髪の毛を染めた後も頭痛がひどく2~3日発作がでてしまう。
ガソリンスタンドに行った後も調子が悪くなる。
病院に数件行ったが、薬以外に対処のしようがないと言われた。
月経前症候群もひどかったが、玄米食に変えてから少し楽になってきた。
首の痛みも頭痛がひどくなったころからずっとでている。
[治療方法・経過]
ほとんどの偏頭痛はアレルギーがかかわっていることが多いので、そのことをお伝えして、検査を行った。
卵、牛乳、小麦にとっても強く反応がみられた。
ホルモンバランスも悪くなっている。
アレルギー除去療法で、卵・牛乳・小麦のアレルギーを除去していくと、週に2~3日あった頭痛が月に2~3日になってきた。
カフェインやスパイスなどのアレルギーを除去すると、日常生活に困るほどの頭痛はでなくなった。
[コメント]
緊張型頭痛の場合は、整体やマッサージなどで改善することもありますが、偏頭痛の場合は、アレルギーが関係している場合が多く見られます。
特に今回の患者さまのようなひどい偏頭痛の場合は、ほぼアレルギーが関係しています。
アレルギーは一般的には、花粉症やアトピー、蕁麻疹などを想像してしまうと思います。
しかし、アレルギーとはある特定のものに対して、体の防衛システム(免疫系)が過剰に働いてしまっているサインで、その過剰に働いてしまった結果、身体に何らかの不快な症状をだしてしまいます。
その不快な症状は、同じ食物や物質にアレルギーを起こしていても、人によって出てくる場所が違います。
ある人は皮膚に、ある人は関節に、ある人は内臓に・・・といった具合にです。
子供の頃アトピーがあったが大人になったら治ってしまった、というお話を良く聞きますが、これは治ったのではなく、症状がでる場所が変わっただけです。
小児喘息・アトピー・慢性中耳炎が、年齢とともに、腰痛・肩こり・だるさ・頭痛・しみなどに変化していくのです。
慢性的な頭痛や偏頭痛にお悩みの方は、アレルギーが関係しているかもしれません。
よろしければご相談ください。