坐骨神経痛と仙腸関節炎の患者様

八王子市 70代 男性
 

[坐骨神経痛と仙腸関節炎の症状・病歴]

腰痛は、慢性的にあった。
腰痛はあったが、足のしびれや痛みは感じたことがなかった。
3ヶ月前位に急に左足の痛みとしびれがでてきた。

慌てて病院を受診。
レントゲンやMRIでは特に異常がないと言われた。
腰痛は、仙腸関節炎が原因で、足のしびれや痛みは坐骨神経痛と言われた。

病院で注射をうってもらったら、1ヶ月位は少し痛みが軽減されていた。
その後、だんだん痛みやしびれが戻ってしまった。
もう一度、注射をしていもらったが、今度は全然効果がなかった。

腰痛や足の痛みは、痛み止めを飲んで少し軽減されている。
朝起きた時や寝がえりは腰痛が増す。
腰を反らしても腰が痛い。

起きている時は、足のしびれや痛みがずっとある。
20~30分歩くと足のしびれや痛みが強くなる。
少し休むと改善され、また歩ける。
 

[坐骨神経痛と仙腸関節炎に対しての整体・カイロ治療方法・経過]

腰痛は、骨盤の少し上で、やや左よりに感じている。
足のしびれや痛みは、左のお尻の下の方から太もも、ふくらはぎまである。
カイロプラクティック的な検査をさせていただく。

腰痛は、腰椎(ようつい)の4番と5番のバランスの悪さが関係してそうである。
足のしびれや痛みは、左の骨盤と股関節の歪みによって、殿筋が緊張していることが原因と思われる。
緊張して、硬くなってしまっている殿筋を圧迫すると、足の方にも痛みがでる。

これは関連痛と言われる、おしりの筋肉が原因で足の方に痛みやしびれをおこしている現象である。
骨盤や股関節に付着している殿筋は、骨盤や股関節が歪みで不安定になると、それをサポートするために緊張する。
その状態が継続すると、硬く緊張した状態がリセットされないままになり、今回の様な症状がでる。

これをリセットするためには、骨盤や股関節などのバランスを整える必要がある。
これらを説明させていただき、施術を開始。
まずは全身を調整。

その後、左の骨盤や股関節を再度調整。
緊張している殿筋や腰の筋肉も調整する。
施術後の注意事項などを説明させていただき、初回は終了。

2回目の来院。
「腰痛や足のしびれはどうでしたか?」
「腰痛は少し良い感じですが、足の痛みとしびれはあります。」

腰椎の4番、5番のバランスはまだ悪い。
左の骨盤と股関節もまだ安定しない。
筋肉の緊張もまだ残っている。

3回目の来院。
「前回から今日まで、調子はいかがでしたか?」
「腰痛は少しずつ良くなっています。足はまだダメです。」

腰は、5番が若干改善がみられるが、全体的にはまだ悪い。
骨盤が少し改善されてきている。
股関節はまだ悪い。

5回目の来院。
「腰や足はどうですか?」
「痛みやしびれはありますが、少し長く歩けるようになってきました。」

筋肉の緊張が少し緩和されてきている。
歪みも少し改善されてきている。
全体的には、歪む悪い癖が、とれ始めてきている。

10回目の来院。
「最近、腰痛と足のしびれや痛みはどんな感じですか?」
「休まずに長く歩けるようになっています。しびれと痛みも軽減されてきています。」

15回目の来院時には、腰痛も足のしびれや痛みもそれほど強くなくなってきた。
20回の施術で、ほぼ症状はなくなった。
その後は定期的にメンテナンスをすることをおススメして終了。
 

[コメント]

坐骨神経痛と仙腸関節炎と診断された、痛みとしびれでした。
カイロプラクティック的にみると、腰椎や骨盤のバランスが悪さが関係していました。
バランスを整えることによって、関節や筋肉への負担が軽減され、症状も軽減されていきました。

腰痛や足のしびれや足の痛みは、筋肉や骨格が関係していることが多々あります。
なかなか改善されない痛みやしびれでお困りならご相談ください。
 

坐骨神経痛でお悩みの方