腕の痛み・腕のしびれの患者様
あきる野市 ４０代 女性
[腕の痛み・腕のしびれの症状・病歴]
５ヶ月前に、寝違えのような感じなった。
それから、左の首スジと左胸、左腕の痛みを感じる様になった。
痛みは、少しずつ良くなってきていたが、２ヶ月前に腕のしびれがでてきた。
しびれを感じ始めたころは、寝ていてもしびれで目が覚めてしまっていた。
今はその時ほどはひどくはない。
朝起きた時は、軽いしびれがあって、手に力が入らない感じがある。
夕方になるとだんだんしびれが強くなってくる。
痛みがでてからしばらくして、病院に行ったが特に異常はないと言われた。
[腕の痛み・腕のしびれに対するカイロ・整体の治療方法・経過]
首スジや胸、腕の痛みに一番関連しているのは、斜角筋と言われる筋肉。
斜角筋は、首の横を走行していて、頸椎の横突起と肋骨に付いている。
頸椎と肋骨に付着しているので、それらのバランスの影響を受けやすい。
バランスが悪くなると、それを安定させるために、筋肉が頑張って硬く緊張してしまう。
この筋肉が、硬く緊張すると、関連痛と言われる痛みを出すことがある。
関連痛は、原因となる筋肉とは離れた場所に感じる痛みで、脳の勘違いによって起こると言われています。
斜角筋は、首の横を走行している。
通常であれば、斜角筋がある、首の横が痛くなる。
関連痛は、その斜角筋だけではなく、胸や腕の痛みまで感じてしまう。
今回の患者様も、斜角筋がある首スジと胸や腕の痛みを感じていました。
早速、触診をさせていただく。
左首の横、ちょうど斜角筋が走行している場所が、硬く緊張してしまっている。
その部分を押圧すると、押した部分と胸のあたりに痛みがでる。
首のバランスをチェックさせていただく。
斜角筋が付着している頸椎の５番と第１肋骨のバランスが悪い。
これらのバランスを調整。
斜角筋の緩和操作も行う。
２回目の来院。
「腕の痛みやしびれはどうですか？」
「痛みやしびれはまだありますが、少し良くなった気がします。」
頸椎と肋骨のバランスは、まだ悪い所が目立つ。
斜角筋の緊張もまだ強い。
５回目の来院。
この頃になると、バランスが安定してきた。
斜角筋の緊張も緩和されてきている。
５回目の施術以降は、順調に改善され、８回目の来院時には、痛みやしびれは、以前ほど感じなくなっていた。
その後はメンテナンスを兼ねて来院されることをおススメして終了。
[コメント]
今回の患者様の腕の痛みやしびれは、斜角筋の緊張とそれによる関連痛で起こっていました。
しびれや痛みは、神経の絞扼が疑われがちですが、筋肉が原因でそれを感じている場合もあります。
カイロプラクティックでは、筋肉や骨格を調整することによって、それらを改善させていきます。
腕の痛みやしびれでお困りならご相談ください。
