患者様
八王子市 60代 女性
[症状・病歴]
2ヶ月位前から腰痛を強く感じるようになり、整形外科を受診したところ、腰椎のすべり症が原因であるといわれた。
コルセットを作るように進められ、治療は注射と飲み薬のみであとはなにもしてもらえず、腰痛が改善されていかないので来院。
腰痛は、特に右側の腰骨のあたりがつっぱるような感じの痛みがある。
朝起きたときはしばらく腰を丸めていないといられない。
右足の足先が特にしびれるような感じがして、長い間座っていられない。
[治療方法・経過]
神経学的検査では腱反射、感覚、筋力はいづれも問題なし。
アクティベータメソッゾに従って神経系の反応を検査する。
骨盤、右の股関節、膝関節周辺に特に反応が見られる。これを治療する。
動作での腰痛はなくなる。しびれも今は感じられない。
2回目の来院。
朝起きたときは腰を丸めるほどは痛まないが、腰痛はまだある。
長時間座っていても前回ほどではないがつっぱり感がある。
右足先のしびれはだいぶ軽減されてあまり気にならない感じ。
4回目の来院時、朝の腰痛はなく、長時間座っていると少し痛む感じが残っている程度。
右足先のしびれはなく、スネにぴりぴりしたような感じがたまにあった。
5回目の来院時にはほとんどの症状が改善され、元気に帰られていった。
[コメント]
分離していないすべり症の70%が腰痛を訴えると言うデータがあります。
逆に言うと分離していないすべり症の30%の人は腰痛にならないということです。
ということは必ずしもすべり症の人は腰痛になるということではないことに留意する必要があります。
物的証拠(レントゲンなど)を見せられて症状の説明を受けると、我々も分かったような気になってしまうものですが、それがすぐに腰痛に結びつかないこともあると言うことに注意していたほうがよさそうです。
当院でもすべり症の患者様の腰痛が沢山改善されているのですから・・・。
すべり症による腰痛でお悩みならご相談下さい。