肩の関節は、可動域をひろげる為に複数の関節が複雑に絡み合っています。
上腕と肩甲骨との肩甲上腕関節。
肩甲骨と鎖骨との肩鎖関節。
鎖骨と胸骨との胸鎖関節。
胸郭と肩甲骨との肩甲胸郭関節。
これらの関節がバランス良く働いています。
肩関節には、これらの関節をうまく可動させる為に沢山の筋肉がついています。
沢山の筋肉と関節がバランス良く働くことによって肩関節は正常な動きをつくりだしています。
ですがが、このバランスが崩れることによって、痛みやダルサなど様々な問題がでてしまいます。
また、肩関節は、背骨が軸となって始めてその機能を十分に発揮することができます。
軸である背骨のバランスが悪くても、肩に負担がかかって痛みを出す場合もあります。
トレーフルカイロプラクティックでは、肩関節の構造や機能を考慮に入れ、問診や検査をしっかり行い、肩の様々な痛みに対応しております。
肩の痛みに関する代表的な問題とカイロプラクティックでの対応方法などをご紹介いたします。
ご参考にして下さい。
肩の痛みは、前や後ろ、内側や外側などいろいろな場所に感じられます。
首の痛みや背中の痛み、腕の痛みなどもいっしょに感じられることもあります。
肩は、テニスや野球、水泳やハンドボールなどのスポーツ障害が起こりやすい場所でもあります。
子供から高齢の方まで、幅広い年齢でみられます。
腕が上がらなかったり、手を背中に回せなかったりする肩の痛みは、40代~50代に多くみられます。
• 肩や腕の内側の痛み
• 肩や腕の外側の痛み
• 腕の付け根から胸のあたりの痛み
• 腕の後ろ側から脇のあたりの痛み
• 腕が上がらない
• 腕を下げていると痛い
• 腕をひねると痛い
などがあります。
• 手を背中にまわす動作ができない
• 手を上にあげられない
• ボールを投げる動作ができない
• 肩を回せない、回すと痛い
• 横向きで寝れない、横になると痛い
肩の痛みは、違和感がでる程度から、痛くて夜も眠れないような症状まで、さまざまです。
大まかに、軽度、中度、重度に分けられます。
軽度:日常生活はできるが、腕や肩の角度や体勢、動きによって痛みや違和感がでる。
中度:ちょっとした腕や肩の動きで痛みがでて、日常生活に影響がでてくる。
重度:楽になる姿勢がなく、痛みで眠れないこともあり、日常生活が困難になる。
痛みの感じ方は個人差が大きく、患者様が軽度に感じていても、身体の状態はすごく悪くなっていることもあります。
重度になると、改善までに時間がかかることがあります。
ですから、症状の程度にかかわらず、早めに治療を受けることをおススメします。
一般的に言われている肩の痛みの代表的な原因は以下のものがあります。
肩関節周囲炎と言われる肩の痛みで、主に40代、50代に多く見られるために四十肩や五十肩と言われています。
症状としては、手を上に挙げる動作や手を後ろに回す動作で痛みを感じます。
ひどくなると全然動かせなくなってしまうこともあります。
野球選手に見られる肩の障害です。
ボールを投げる動作などで痛みを感じます。
成長期の野球選手では、リトルリーグショルダーとも言われます。
水泳選手に見られる肩の障害です。
クロールやバタフライなどの動作で痛みを感じます。
スイマーズショルダーと言われることもあります。
テニス選手に見られる肩の障害です。
主にラケットを振る動作で痛みを感じます。
肩関節周囲の炎症によって痛みを引き起こす症状です。
ケガの後やスポーツ障害でもみられることもあります。
腕を挙げる時に棘上筋などが関節に挟み込まれて痛みを起こすといわれています。
肩の周辺に痛みを感じることが多くみられます。
カイロプラクティックでは、上記のような痛みを起こすのは、神経系の働きの悪さによる肩関節や鎖骨、肩甲骨のバランスの悪さ(歪み)が原因の一つと考えています。
• 内側の捻じれ
• 外側の捻じれ
• 上方または下方変位
• 前方または後方変位
• 外側への変位
• 上方変位
• 後方変位
• 前方変位
• 上方変位
• 下方変位
• 内側への変位
• 外側への変位
肩関節の痛みの場合、これらの歪みが複合してあります。
それを調整することで、筋肉や関節、靭帯への負担が軽減され、痛みが改善されていきます。
また、背骨は肩を動かす時の軸となっています。
軸である背骨が歪んでくると、肩に負担がかかり、痛みの原因となることがあります。
当院では、何が痛みの原因になっているかを判断し、それに応じて治療計画を立てます。
肩の痛みは、筋骨格系(筋肉や歪み)の問題が原因で起こっていることが多く、その原因をしっかり見極めて施術を行えば、良くなることが多い症状です。
どの場所で、歪みがあるか、その歪みの影響でどの筋肉が悪くなっているかなどを特定します。
それに基づいて身体のバランスを調整し、筋肉を緩める緩和操作を行います。
カイロ的な見方で検査をすると、肩関節はもちろんそれに関連する鎖骨や肩甲骨、背骨などにも歪みがでていることが多くみられます。
同じ肩の痛みでも、その歪み方は一人一人違います。
歪みの方向をキチンと確認したうえで、適切な方向に矯正してあげることが大切です。
痛み止めや注射などがあまり効果がない方でも症状が改善されている方が沢山おります。
電気治療やマッサージだけでは、根本的な治療になっていないかもしれません。
整形外科や接骨院などでなかなか治らずに悩んでいる方は、ぜひご相談下さい。
我慢しないで早めの治療をおススメ致します。