膝は足の中間にある関節で、歩く、走る、蹴るなどの運動にとても重要な働きをしています。
膝は、体重を支える為の「安定性・支持性」と飛んだり跳ねたりする為の「柔軟性」を兼ね備えている大きな関節です。
一番安定しているのは、膝が完全に伸びきった状態で、それ以外の時は柔軟性はありますが、不安定になります。
膝が伸びきった状態では、靭帯の断裂や骨折をきたしやすく、膝が曲がっている状態では、大きなストレスを受けやすく靭帯や半月板の外傷を受けやすい関節です。
また、膝関節は大腿骨と脛骨、膝蓋骨と大腿骨の2つの関節で構成されている複雑な関節です。
膝の痛みの場合、これらの複雑な働きを考慮して治療を行わないと、なかなかよくなりません。
膝の痛みがあるが、原因がわからない。
痛みの原因は解っているが、なかなか改善されない。
などでお悩みの方はぜひカイロプラクティックを体験してください。
トレーフルカイロプラクティックでは、問診や検査をしっかり行い、様々な膝の痛みに対応しております。
そんな膝の痛みの代表的な原因と、カイロプラクティックでの対応方法などをご紹介いたします。
ご参考にして下さい。
膝の痛みは、内側や外側、お皿の周りや膝の裏などに感じられます。
階段の昇り降りや坂道など膝に負担がかかるような場所で感じることもあれば、普通に歩いているだけで痛みがでることもあります。
ランニングをしている時や終わったあとだけに感じる場合ももあります。
• お皿の周りや膝裏の痛み
• 膝周辺が腫れる
• 重怠いような違和感
• 動かすとひっかかる感じ
• 熱感
などがあります。
• 立ったり座ったりの動作だけ痛む
• 階段の昇り降りの時に痛む
• 普通に歩くだけで痛む
• 膝がまっすぐ伸びない、伸ばすと痛い
• 正座をすると痛む、正座ができない
• 座ったり、寝ていれば痛みはない
• 膝の内側
• 膝の外側
• 膝の裏
• お皿の上
• お皿の下
• お皿の内側
• お皿の外側
膝の痛みは、違和感がでる程度から、痛くて歩けないような症状まで、さまざまです。
大まかには、軽度、中度、重度に分けられます。
軽度:日常生活はできるが、動くと痛みや違和感がでる。
中度:立ったり座ったり、歩いたりするといつも痛みあり、日常生活に影響がでてくる。膝に少し変形がみられることもある
重度:痛みが強く、歩けなくなり、日常生活が困難になる。膝の変形もみられる。
痛みの感じ方は個人差が大きく、患者様が軽度に感じていても、身体の状態はすごく悪くなっていることもあります。
重度になると、改善までに時間がかかることがあります。
ですから、症状の程度にかかわらず、早めに治療を受けることをおススメします。
一般的に言われている膝痛の代表的な原因は以下のものがあります。
40代ごろから症状が出始めることが多く、階段の昇降や通常の歩行でも痛みを伴うことが多い症状です。
男性よりも女性に多く見られる傾向にあります。
膝関節の内側の痛みを感じることが多く、膝裏や膝のお皿の周り、膝関節全体に痛みがでることもあります。
スポーツや転倒などの外傷によって起こる事が多い症状です。
半月板損傷は若年者に多く10~20代が約70%を占めています。
高齢者では、変形性膝関節症を伴うことが為、女性に多くみられます。
転倒や交通事故、スポーツ外傷などで膝を損傷した後に関節の働きが損なわれてしまった状態です。
日常生活での疲労の蓄積などでも起こる症状です。
変形性膝関節症の前段階と考えられています。
この状態の時にケアをしておくと、悪化の予防にもなります。
成長痛とも言われ、10~15歳で発症することが多く、男子に多い傾向があります。
膝関節に関係する脛骨と呼ばれる骨の脛骨結節という部分が膨らんできて、押すと痛みがでます。
運動時の痛みが強く、安静にしていれば痛みを感じることはないのが特徴です。
ランナーズニーやランナー膝などとも呼ばれることも多く、痛みはおもに膝の外側に感じられます。
走っている時や走り終わった後に痛みを感じる事が多いので、ジョギングや良く歩く人などに見られる症状です。
特に膝の曲げ伸ばしが多いスポーツをする人に発症しやすいと言われています。
膝の内側に痛みを感じることが多く、歩いたり階段の上り下りで痛みが強くなることがあります。
膝の曲げ伸ばしの動作で痛みが起こりますが、ひどくなると安静時でも痛みを感じることもあります。
その他には、
• 大腿骨顆部骨壊死
• 関節リウマチ
などがあると言われています。
壊死やリウマチなどの病気がない場合、カイロプラクティックでは、神経系の働きの悪さによる膝関節や骨盤、股関節や背骨のバランスが原因の一つと考えています。
膝関節や骨盤、股関節のバランスが悪くなると、その周辺の筋肉に負担がかかります。
その負担が継続すると、筋肉が硬くなりすぎ、過緊張状態になってしまいます。
膝の前にある筋肉が硬くなると膝が曲がりにくくなります。
逆に、膝の裏にある筋肉が硬くなると膝が伸ばしにくくなってしまいます。
曲がりにくかったり伸ばしにくかったりした状態が続くと、バランスがさらに悪くなります。
バランスが悪くなり筋肉に負担がかかり、さらにバランスが悪くなるという悪循環がうまれます。
その悪循環が続くと膝の違和感や痛みがでてきてしまいます。
そのような悪循環による膝の痛みは、カイロプラクティックで改善可能です。
膝の痛みの大半は、この悪循環の結果として起こっていますのでバランスを整えることによって、改善が期待できます。
当院では、何が痛みの原因になっているかを判断し、それに応じて治療計画を立てます。
膝痛は、筋骨格系(筋肉や歪み)の問題が原因で起こっていることが多く、その原因をしっかり見極めて施術を行えば、良くなることが多い症状です。
どの場所で、骨格の歪みがあるか、その歪みの影響でどの筋肉が悪くなっているかなどを特定します。
それに基づいて矯正し、筋肉を緩める緩和操作を行います。
カイロ的な見方で検査をすると、膝関節はもちろん骨盤や股関節などに歪みがでていることが多くみられます。
同じ膝の痛みでも、その歪み方は一人一人違います。
歪みの方向をキチンと確認したうえで、適切な方向に矯正してあげることが大切です。
ヒアルロン酸や痛み止めがあまり効果がない方でも症状が改善されている方が沢山おります。
電気治療やマッサージだけでは、根本的な治療になっていないかもしれません。
整形外科や接骨院などでなかなか治らずに悩んでいる方は、ぜひご相談下さい。
我慢しないで早めの治療をおススメ致します。
膝の痛みは、筋肉や骨格が原因で起こっていることが多く、原因となっている筋肉や歪み方によって痛む場所も変わってきます。
痛みがでる場所は主に4つに分けられます。
• 膝の内側の痛み
• 膝の外側の痛み
• 膝のお皿の周辺の痛み
• 膝裏の痛み
ここでは、主に感じられる痛みと関係している筋肉や歪み、その対処法をご紹介します。
膝の内側の痛みには、大腿四頭筋やハムストリングが関係していることが多くみられます。
特に関係性が高いのは、大腿四頭筋では内側広筋、ハムストリングでは半腱半膜様筋です。
これらの筋肉と共に、膝の歪みが痛みを長引かせる原因にもなります。
内側の痛みで良くみられる歪みは、脛骨(けいこつ)の内側への捻じれです。
<ストレッチ>
内側広筋は、お皿の上から膝の内側にかけての痛みがでやすくなります。
その辺りに痛みがある場合、太ももの内側を股関節に近い部分から膝に向かって押してください。
押した時に痛みを感じる場所があったら、その部分を良くマッサージしてみましょう。
ストレッチをするのも効果的です。
正座をすればストレッチになります。
痛みでできない場合は、伸ばしたい方の足首をつかんでお尻の方に引き寄せます。
痛みがでない範囲で30秒キープします。
それを5回位繰り返します。
半腱半膜様筋は、膝の関節の内側とそれより下に痛みを感じやすくなります。
そのあたりに痛みを感じる場合、太ももの裏で内側に近い部分をお尻の方から膝に向かって押してください。
押した時に痛みを感じる場所があったら、その部分を良くマッサージしてみましょう。
膝を伸ばしたまま前屈をすればストレッチになります。
床に座った状態でもできます。
両足をそろえて伸ばし、膝を伸ばしたまま身体を前に倒していきます。
少し痛いくらいのところまで体を倒したら、そのままの状態を30秒くらいキープします。
それを5回位繰り返しましょう。
膝の外側の痛みは、太ももの外側にある外側広筋、大腿二頭筋などの関与がみられます。
腸脛靭帯という、太ももの外側にある大きな靭帯も膝の痛みに関わっていることもあります。
歪みは、脛骨の外側への捻じれと共に、腓骨(ひこつ)の歪みもみられることがあります。
<ストレッチ>
外側広筋は、お皿の上から膝の外側にかけての痛みがでやすくなります。
その辺りに痛みがある場合、太ももの外側を股関節に近い部分から膝に向かって押してください。
押した時に痛みを感じる場所があったら、その部分を良くマッサージしてみましょう。
外側広筋も内側広筋と同様、ストレッチが効果的です。
正座をすればストレッチになります。
正座がでできない場合は、立ったままでストレッチができます。
伸ばしたい方の足首をつかんでお尻の方に引き寄せます。
痛みがでない範囲で30秒キープします。
それを5回位繰り返します。
大腿二頭筋は、膝の関節の外側とそれより下に痛みを感じやすくなります。
そのあたりに痛みを感じる場合、太ももの裏で外側に近い部分をお尻の方から膝に向かって押してください。
押した時に痛みを感じる場所があったら、その部分を良くマッサージしてみましょう。
大腿二頭筋も膝を伸ばしたまま前屈をすればストレッチになります。
床に座った状態でもできます。
両足をそろえて伸ばし、膝を伸ばしたまま身体を前に倒していきます。
少し痛いくらいのところまで体を倒したら、そのままの状態を30秒くらいキープします。
それを5回位繰り返しましょう。
お皿の周辺で一番多いのは、お皿の下の痛みです。
この痛みに関係しているのは、大腿四頭筋です。
特に、中間広筋や大腿直筋が関わっていることが多くみられます。
これらの筋肉とともに、お皿の歪みが痛みを長引かせる原因になります。
お皿は、上下左右あらゆる方向に歪みがみられます。
<ストレッチ>
痛みと関係する大腿直筋や中間広筋は、太ももの真ん中あたりにあります。
太ももの中央を股関節から膝に向かって押してください。
押した時に痛みを感じる場所があったら、その部分をマッサージしてみましょう。
大腿直筋や中間広筋は、正座をすればストレッチになります。
膝の痛みで正座ができない場合は、ストレッチをしたい方の足首をつかんでお尻の方に引き寄せます。
痛みがでない範囲で30秒キープします。
それを5回位繰り返します。
お皿を動かすのも効果的です。
お皿を右から左、左から右に押してみます。
上から下、下から上にも押してみましょう。
痛みがあったら、その方向を重点的に行います。
押した状態を30秒くらいキープします。
30秒たったら一度押すのを止めます。
20秒くらい休んだら、もう一度30秒くらい押します。
それを5回位繰り返しましょう。
膝裏の痛みは、太ももの裏にあるハムストリングとふくらはぎの筋肉が関わっていることが多くみられます。
膝裏に痛みがあると膝がまっすぐ伸ばせなくなり、膝の前側の筋肉にも影響がでてくることもあります。
膝裏に痛みがでている時は、脛骨(けいこつ)が前方か後方に歪んでいることが多く、それが筋肉をさらに硬くさせてしまっていることもあります。
<ストレッチ>
膝裏の痛みは、太ももの裏とふくはらぎのストレッチがおススメです。
太ももの裏は、膝を伸ばしたまま前屈をすればストレッチになります。
床に座った状態でもできます。
両足をそろえて伸ばし、膝を伸ばしたまま身体を前に倒していきます。
少し痛いくらいのところまで体を倒したら、そのままの状態を30秒くらいキープします。
それを5回位繰り返しましょう。
ふくらはぎは、アキレス腱を伸ばすようなストレッチを行いましょう。
気をつけの姿勢から、伸ばしたい方の足を後ろに引きます。
後ろに引いた足は、膝をしっかり伸ばし、かかとは床につけたままにします。
その状態で、反対側の膝を曲げながら、ふくらはぎとアキレス腱を伸ばしていきます。
伸びた状態を30秒くらいキープします。
少し休んで、もう一度伸ばします。
これを5回位繰り返しましょう。