患者様
あきる野市 20代 女性
[症状・病歴]
1ヶ月前に突然、チアダンスの練習をしている時に、左足のつけ根の痛みを感じるようになった。
日常生活では、それほど股関節に痛みを感じることはない。
チアダンスの練習をしていて、開脚や膝をかかえる動作などで、痛みを感じる。
なかなか痛みが良くならないので、整形外科を受診。
レントゲンを撮ると、股関節が通常よりも浅くなっているので、運動はしない方が良いと言われた。
病院では、痛み止めをもらって、あとは様子をみるように言われた。
チアダンスは、高校生の頃からやっている。
ダンスは続けたいので、なんとかしたくて来院。
[治療方法・経過]
足の付け根が痛いということで、痛みのでる場所を確認させていただく。
ちょうど、左足の付け根のあたりで、股関節の前面くらいに痛みを感じている。
痛みのでる動作をしていただく。
開脚をして、前屈をすると痛みが感じられるが、実際にチアダンスをしている時のほうが痛みが強い。
身体の状態を確認させていただく。
左の股関節と骨盤、仙骨のバランスが悪くなっている。
触診をさせていただくと、骨盤と大腿骨をつなぐ、お尻の筋肉と骨盤の側面にある筋肉がとても硬く緊張してしまっている。
これらの筋肉が硬くなってしまっていると、股関節の柔軟性が失われて、股関節の痛みがでてしまうことが多い。
股関節の痛みから他の関節にも影響があり、他の関節のバランスがまた股関節に影響を及ぼすことがあるので、身体全体を調整。
その後、股関節、骨盤、仙骨と臀筋を入念に調整。
股関節の状態を確認していただく。
「どうですか?」
「今は大丈夫です。」
「これで、股関節の状態はだいぶ改善されていると思いますで、ダンスをして痛みがなければそのまま様子を見てください。」
この場での痛みは、再現されなかったので、実際にダンスをしていただいて、足の付け根の状態を確認していただくことにした。
[コメント]
股関節が通常より浅くても、今まで運動してきて問題なければ、それが原因とは考えにくいと思います。
また、股関節の形状が原因ならば、カイロで治療してもその場で痛みは改善されないと思います。
レントゲンだけでは機能異常は見つけられません。
なかなか改善されない足の付け根や股関節の痛みでお困りならご相談ください。