首の痛みの患者様
相模原市 70代 女性
[首の痛みの症状・病歴]
3年前くらいから、少しずつ首の痛みがでてきた。
それからは、だんだん悪くなり、首を動かせないくらいになってしまった。
なかなか首の痛みが治らないので、整形外科を受診。
変形性頸椎症と診断された。
それから、牽引治療を受け始めた。
1年半くらい通ったが改善せず。
友人の勧めで接骨院に8ヶ月通ったが改善せず。
それから、また他の接骨院に行った。
そこで少し痛みが良くなった。
まだ、痛みはのこっていて、常に首が重い感じがある。
夕方になると重さが強くなる。
重さが強くなると頭痛がでてくる。
首を前には倒せるが、その他の動きは痛みがある。
なるべく、首を動かさないように生活している。
[首の痛みに対するカイロ・整体の治療方法・経過]
変形性頸椎症は、主に頸椎の加齢変化に伴って、首の痛みや肩こりを起こすと言われています。
しかし、レントゲンで頸椎の加齢変化が見つかっても、痛みを感じていない人もいます。
首の痛みは、加齢変化がすべての原因ではないことが多いのです。
首を動かすと痛いということは、動かす時に使われる、筋肉や関節の問題が関わっていることが多いのです。
その中でも痛みをだす原因で多いのは、筋肉です。
その筋肉を触診させていただく。
首の横にある筋肉や後ろにある筋肉が、全体的にとても硬く緊張している。
そのあたりのどこを圧迫しても痛みを感じてしまう。
筋肉の緊張がリセットされない原因に、関節の歪みがある。
バランスが悪いと、筋肉がそれを安定させるために、常に働くようになってしまう。
その状態が長く続いてしまうと、筋肉に塊のような硬結ができてしまい、痛みを発生させます。
その状態をリセットさせるためには、筋肉と骨格の両方を調整させる必要があります。
まずは、骨格を調整。
その後で、筋肉や筋膜の調整を行う。
2回目の来院。
「何か変化はありましたか?」
「あまり変わらず、痛みはあります。」
筋肉の緊張はまだある。
バランスもまだ悪い。
5回目の来院。
「首の痛みはどうですか?」
「左右には向きやすくなりました。」
首の付け根から背中にかけてあった歪みは、改善されてきている。
後頭部から首の真中あたりにかけてが悪い。
筋肉の緊張は、少し緩和されている。
9回目の来院。
「首の調子はどうですか?」
「全体的に動きやすくなってきた感じがします。」
首のバランスは、全体的に改善されてきている。
筋肉の硬さも改善されてきている。
その後は順調に改善し、12回の施術で、日常生活に支障がない程度までに改善。
少し間隔を空けながら、メンテナンスを兼ねて来院されることをおススメして終了。
[コメント]
変形は、あっても痛みがない人は沢山います。
変形は、直接的な痛みの原因ではないということです。
変形性頸椎症と言われ、なかなか改善されない痛みは、他に原因があるかもしれません。
なかなか改善されない首の痛みでお悩みならご相談ください。