患者様
八王子市 50代 女性
[症状・病歴]
1年前から足裏の痛みを感じ始めた。
最初は、かかとの周辺に痛みがあって、足底筋膜炎のような症状(歩き始めの痛み)があった。
だんだん痛みの場所が変化してきて、足の指先に近いところが痛むようになってきた。
だんだん悪くなってきて、痛みがある足に体重をかけて歩くことができなくなってきてしまった。
そのころに整形外科に行って、中足骨骨頭痛と診断され、足底板を作り痛み止めを処方された。
足底板を靴に敷いていると、中足骨にそれほど負担がかからないので、痛みはあるが、少し歩けるようになった。
それでも痛み止めを飲まないと仕事には出かけられない。
家では、スリッパの底が厚いものを履いていればなんとか歩ける。
寝ていればそれほど痛みを感じないが、起きて立っている時は常に痛みがある。
右足をかばっていたら左足も痛みがでてきている。
[整体・カイロの治療方法・経過]
足底を触診させていただくと、指の付け根あたりが、腫れたような感じで、少し膨らんでいる。
特に右足が顕著に厚ぼったくなっている。
親指と人差し指の付け根あたりは、圧痛がある。
検査をさせていただくと、中足指節関節と踵の骨である踵骨に問題がある。
それに伴って、足底の筋肉がとても硬く緊張してしまっている。
それによって、足の付け根が腫れたような感じになっている。
身体全体のバランスを整えた後、中足骨や指節骨、踵骨などを入念に調整。
足底の筋肉も調整する。
2回目の来院。
「痛みはいかがでしたか?」
「カイロ治療をしいていただいた当日は、それほど痛みを感じることなく過ごせましたが、翌日からだんだん戻ってしまった感じです。」
前回同様、足底を中心に全身を調整。
5回目の来院。
足底を触診させていただくと少し腫れた感じがなくなってきている。
ご本人もそれを実感しているようで、ここ2~3日は、仕事に行くときに痛み止めを飲まなくても大丈夫になってきている。
10回目の来院。
「最近、痛みはどうですか?」
「ほとんど痛みを感じることなく過ごせていますが、腫れぼったい感じはまだあります。」
12回のカイロ治療で、足底板をはずしても痛みを感じることなく過ごせるようになった。
[コメント]
中足骨骨頭痛の場合、足底板を敷いていれば痛みは軽減されることが多いようですが、それをはずしてしまうとまた痛みが再発してしまうケースがあります。
足底板は対処療法で、根本的な原因を取り除かなければまた再発してしまいます。
根本的な原因を見つけて、それを取り除いてあげれば、再発は防げます。
カイロプラクティックは、筋肉や骨格の根本的な治療方法のひとつです。
痛みがなかなか取り除かれない、足底の痛みや中足骨骨頭痛でお悩みならご相談ください。