膝の痛みの患者様

昭島市 10代 小学生
 

[膝の痛みの症状・病歴]

半年前に、サッカークラブで練習している時に右膝に痛みを感じるようになった。
痛みだしたころは、サッカーの練習をしていて、少し痛みがでる程度だった。
少しずつ痛みが悪化して、走るとすぐに痛くなってきた。

少し長い距離を歩いても膝に痛みを感じてしまう。
最近は、右膝をかばっているせいか、左膝も痛くなってきた。
整形外科では「骨に異常はないです。」

「おそらく使いすぎでしょう」と言われ、しばらくサッカーを休むように言われた。
3ヶ月位サッカーを休んでからまた再開したが、膝の痛みが再発。
再発してから整骨院に行って診てもらった。

そこではオスグッドと言われ、電気治療をしたが、あまり改善されなかった。
 

[膝の痛みに対するカイロ・整体の治療方法・経過]

膝の痛みは、内側と外側、そして膝のお皿の下あたりに感じることが多くみられる。
今回の患者様の場合は、膝全体に痛みを感じていたが、特にお皿の下あたりに痛みが強くでていた。
膝のお皿の下に痛みが出ている場合は、主に大腿四頭筋とお皿の歪みが関係していることが多い。

オスグッドと診断される膝の痛みも四頭筋とお皿のバランスが悪くなっていることが多い。
今回の患者様の場合は、四頭筋とお皿の歪みに加えて、腓腹筋(ひふくきん)の過緊張も関係していた。
腓腹筋は、ふくらはぎの筋肉で、膝の裏からアキレス腱となってかかとについている筋肉です。

この筋肉が硬く緊張していると膝が曲がってきてしまい、余計な負担が膝にかかってしまいます。
その負担は、大腿四頭筋にも影響を与え、膝の痛みを悪化させてしまいます。
仰向けになっていただき、膝とお皿を診させていただく。

膝関節は、脛骨(けいこつ)が前方に変位して、外側に回旋している。
お皿は、横と下に変位してしまっている。
股関節もバランスが悪くなっている。

これらを中心に全身を調整。
大腿四頭筋と腓腹筋も調整。
施術後の過ごし方などを説明させていただき、初回は終了。

2回目の来院。
「膝の調子はいかだでしたか?」
「サッカーの試合があったのででました。」

「試合の途中までは前より痛くなかったです。」
「途中で相手とぶつかってから、また痛くなってしまいました。」
「わかりました。それではうつ伏せに寝てください。」

膝は、お皿と脛骨のバランスがまだ悪い。
四頭筋と腓腹筋もまだ緊張が強い。
膝とその周りの筋肉を調整。

3回目の来院。
「サッカーはやりましたか?」
「また試合があって、でもこの前よりは痛くなかったです。」

6回目の来院。
「膝の痛みはどうですか?」
「走る時の痛みはでなくなって、蹴る時に痛いです。」

膝のお皿と脛骨の歪みはまだあるが、歪み方が少なくなってきている。
筋肉の緊張も前ほど硬くはない。
全身のバランスを整え、最後に膝周辺を調整。

その後は、順調に回復し、10回のカイロ治療でほぼ痛みはなくなった。
時々身体のメンテナンスをすることをおススメして終了した。
 

[コメント]

膝は、太ももの骨である大腿骨とスネの骨である脛骨、そしてお皿の膝蓋骨で構成されています。
これらのバランスが崩れることによって、周りの靭帯や筋肉などに負担がかかり痛むことが多々あります。
カイロプラクティックでは、崩れたバランスを整えることによって、痛みを軽減させていきます。

なかなか改善されない膝の痛みでお悩みならご相談ください。

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