膝の痛みの患者様
あきる野市 60代 男性
[膝の痛みの症状・病歴]
昔、仕事の現場で作業をしている時に痛めた。
それ以来、膝の痛みはでていなかった。
3週間前、信号が点滅していたので走った。
その時に、左膝の内側がピキッとなり痛くなった。
それから膝の痛みがでるようになってしまった。
特に歩き始め、階段を降りる時、寝返りが痛い。
歩いている時は、膝の内側に違和感がある。
屈伸しても違和感がでる。
整形外科に行ったが、骨には異常がないと言われた。
湿布を貼って、様子をみるように言われた。
[膝の痛みに対するカイロ・整体の治療方法・経過]
腰や肩、膝など古傷が痛むことは良くあることです。
古傷が痛む場合は、痛めた場所にバランスの悪さが残っていることが多い。
痛みがなくなっても、歪みが消えていない。
歪みがある状態に身体が適応して、その状態になれてしまったから。
なので、その状態を続けていると筋肉や靭帯、関節などに少しずつ、負担がかかっている。
その状態が長く続いていると、いつ再発してもおかしくない状態になってしまっている。
今回の場合は、急に走ったことがきっかけでした。
おそらく、少しずつ溜まっていた筋肉や関節の負担が、限界にきていたと思われる。
走ったことにより、それが限界を超えてしまった。
それで膝の痛みがでてしまったと思われる。
患者様の膝の状態を診させていただく。
膝関節を構成している脛骨(けいこつ)の内旋と前方変位がある。
膝のお皿と言われる膝蓋骨(しつがいこつ)は、下方と内方に変位している。
膝を曲げる為のハムストリングが硬く緊張している。
膝関節の影響か、股関節や骨盤のバランスも悪くなっている。
バランスの悪かった、関節や筋肉を調整。
施術後の注意事項などを説明させていただき、初回は終了。
2回目の来院。
「施術後、何か変わったことはありましたか?」
「膝の痛みは、少し良くなった気がします。」
膝関節のバランスの悪さや周辺筋肉の硬さはまだある。
全身を調整後、膝関節周りを調整。
3回目の来院
「膝の調子はいかがですか?」
「普段感じている違和感は、軽減されています。」
脛骨のバランスは少し改善されてきている。
筋肉の緊張も少し緩和されてきている。
6回目の来院。
「最近、膝の痛みはどうですか?」
「普段感じていた違和感はなくなりました。」
膝蓋骨のバランスも改善してきている。
筋肉の硬さはだいぶ緩和されてきている。
その後は、少しずつ、順調に改善され、9回の施術で日常生活には困らない程度までになった。
時々、身体のメンテナンスをすることをお勧めして、終了した。
[コメント]
一度痛めたところが、また痛んでしまった症例。
古傷もしっかり調整しておけば、再発しにくくなります。
膝の痛みでお困りならご相談ください。