膝の痛みの患者様
福生市 40代 男性
[膝の痛みの症状・病歴]
2~3年前から、運動した後に膝の痛みを感じることがあった。
それほどひどくなかったので、放置していた。
2週間前から急に悪化。
歩くと膝が痛くなってしまった。
日によって痛み方が違うが、5~6分歩いていると膝が痛くなる。
それを我慢して歩いていると、痛みが強くなる。
痛みが強くなると、足をひきずるようにして歩かないと歩けないくらいになってしまう。
電車などで、10分位立っていた後に歩いても痛みがでる。
痛みは、右膝の内側にでる。
[膝の痛みに対するカイロ・整体の治療方法・経過]
膝の痛みは、関節か筋肉の問題で起こることが多い。
筋肉は、膝の前にある大腿四頭筋。
太ももの後ろにあるハムストリングと言われる、3つの筋肉。
膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とスネの骨(脛骨)。
そして、膝のお皿(膝蓋骨)からなる関節。
それらの筋肉が硬く緊張したり、関節のバランスが悪くなると痛みがでやすくなります。
また、股関節や足関節のバランスの悪さの影響で、膝が痛くなることもあります。
患者様の状態を診させていただく。
膝関節は、膝蓋骨が外側と下方に変位。
脛骨が前方と内側に捻じれるような変位がありました。
筋肉は、内側のハムストリングが硬く緊張していました。
内側のハムストリングは、半腱半膜様筋といわれる筋肉で、太ももの後ろから膝の内側についています。
最初は、運動後に痛みがでていたので、筋肉の緊張が始まりだったと思われます。
その緊張が持続してしまい、歪みが作られ、それがまた筋肉を硬くしてしまう。
そのような悪循環で、悪化してしまったと思われます。
まずは、身体全体のバランスを整える。
その後で、膝関節を調整。
最後に筋肉の緩和を行う。
2回目の来院。
「施術の後は何か変化ありましたか?」
「痛みはでますが、少し弱くなっている感じがします。」
膝蓋骨や脛骨のバランスはまだ悪い。
筋肉の緊張もまだ強い。
5回目の来院
「どうですか?膝の調子は」
「痛みはありますが、前よりは良いです。」
膝蓋骨、脛骨ともに少しバランスが改善されている。
筋肉の緊張も少し緩和されてきている。
5回目以降は、バランスが悪くなりにくくなり、筋肉の緊張も緩和されてきた。
8回目の来院時には、痛みは、ほぼなくなっていた。
バランスも改善されていたので、少し間隔を空けて様子をみていただくことにした。
[コメント]
今回の膝の痛みは、筋肉と関節の歪みで起こっていました。
筋肉が硬く緊張した状態が継続すると、歪みが慢性化します。
その慢性化した歪みが、筋肉の緊張をより一層高めてしまいます。
その悪循環によって、悪化。
その悪循環を改善させるためには、筋肉と関節のバランスを良くすること。
カイロプラクティックでは、その2つのバランスを良くし、改善方向へと導いていきます。
膝の痛みでお困りならご相談下さい。