頚椎症によるしびれと痛みの患者様
八王子市 60代 男性
[しびれと痛みの症状・病歴]
5年前から、急に腕から手にかけてのしびれがでてきた。
しびれがでてから、少しずつ症状は悪化。
しびれが強くなってしまったので、病院を受診。
レントゲンで頚椎症と診断。
薬を処方され、しばらく服用していた。
2~3ヶ月しても全然変わらず。
もう一度、他の病院で診てもらう。
そこでもレントゲンを撮られ、同じ頚椎症の診断だった。
そこでもあまり変わらないので、針や整体に通った。
針や整体でもあまり改善しないので、他の療法がないか探して、来院。
今は、しびれは常にあって、寝ていてもしびれている感じがある。
朝は、左腕から手にかけて、重怠さも感じている。
[カイロプラクティック・整体の治療方法・経過]
頚椎症は、主に加齢による骨の変化で症状が出ると言われています。
加齢によるものなので、大体の方には起こりえる変化です。
その変化があっても、しびれや痛みがどのくらいの割合ででるかはわかっていません。
頚椎症があっても、痛みやしびれがでない人も多くみられます。
骨の変形としびれや痛みの因果関係もはっきりしていません。
ですから、骨の変形があっても、症状が改善される方も沢山います。
今回の患者様も、頚椎症と診断されていましたが、身体のバランスを整えることによって改善されました。
初回の身体のバランスは、頸椎よりも胸椎の方が悪くなっていました。
胸椎は、1番から4番までがとても悪い状態でした。
頸椎は、胸椎につながる7番のバランスが悪くなっていました。
それに伴って、菱形筋や肩甲挙筋などの筋肉がとても硬く緊張していました。
身体のバランスを整え、筋肉の緩和操作も行う。
2回目の来院。
「しびれや痛みはいかがでしたか?」
「まだ、あまり変わらずにあります。」
頸椎や胸椎のバランスは、まだ悪い。
筋肉の緊張もまだある。
それらを調整。
5回目の来院。
「調子はいかがですか?」
「痛みやしびれが少し減ってきています。」
7回目の来院。
この頃になると、バランスが崩れにくくなってきた。
筋肉の緊張も緩和されてきている。
9回目の来院時には、それほど症状を感じなくなってきていた。
身体のバランスも、胸椎に少し悪いところがあるが、あとはそれほど悪くない。
筋肉も緩和されている。
今回の調整後は、しばらく様子をみていただき、メンテナンスを兼ねて来院されることをおススメして終了した。
[コメント]
腕から手にかけてのしびれや痛みがあっても、頚椎症がみつからない場合があります。
逆に頚椎症があっても、痛みやしびれを感じていない人もいます。
頚椎症があっても、すべてが痛みやしびれの原因ではありません。
なかなか改善されない腕から手のしびれや痛みでお悩みならご相談ください。