肩の痛みの患者様

日野市 30代 男性
  

[肩の痛みの症状・病歴]

ここ1ヶ月位の間に、肩の痛みがでてきた。
仕事で、重いものを持つことが多かった事が原因だと思っている。
手を上にあげる動作で、肩の痛みがでる。

手を背中に回すのは平気。
荷物を持っていたり、投げる動作でも痛みがでる。
肘の痛みもでてきている。
 

[肩の痛みに対してのカイロ・整体の治療方法・経過]

手を上にあげる動作は、主に三角筋や棘上筋などで行われる。
2つの筋肉のうち、棘上筋は、肩甲骨についている、あまり大きくない筋肉です。
あまり大きくない筋肉ですので、負荷がかかりすぎると痛めやすくなります。

肩の周りのバランスを診ると、肩甲骨と鎖骨で作られる、肩鎖関節が悪くなっていました。
この関節は、手を上にあげる時に支点となります。
支点の働きをする肩鎖関節のバランスが悪くなっていると、棘上筋に負担がかかります。

この患者様の棘上筋を触診すると、とても硬く緊張していました。
特に硬く緊張している部分を圧迫すると、とても強い痛みがでました。
おそらく、バランスが悪い状態で、重いものを持ったことが痛めた原因だと思われました。

バランスが悪くなければ、それほど負担もかからず痛めることはなかったと思います。
これらのことを説明させていただき、施術を開始。
まずは全身を調整。

その後で、肩鎖関節と肩関節を調整。
棘上筋も整える。
施術後の注意事項などを説明させていただき、初回は終了。

2回目の来院。
「肩の痛みはいかがでしたか?」
「まだ痛みますが、少し手があがるようになっています。」

肩鎖関節のバランスはまだ悪い。
棘上筋の硬さは前回より良くなっている。
前回同様、全身と肩鎖関節、肩関節を調整。

3回目の来院。
「肩の調子はいかがですか?」
「だんだん良くなっている気がします。」

4回目の来院時には、肩鎖関節のバランスも改善傾向にあり、棘上筋の緊張も緩和されてきた。
5回目の来院時には、肩の痛みはほぼなくなったので、メンテナンスをおススメして終了した。
 

[コメント]

早めのケアをされたので、早期改善が可能なケースでした。
肩の痛みや四十肩・五十肩の痛みには、肩鎖関節や肩関節のバランスが関連していることが多くみられます。
肩の痛みで手があげられないとお悩みならご相談ください。
 

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