顎関節症の患者様
八王子市 60代 女性
[顎関節症の症状・病歴]
数年前から左顎がカクカク音が鳴るようになってしまった。
2~3ヶ月くらい前からだんだん顎の痛みがでるようになってきた。
食事の時や歯磨き、あくびをするなど口を開ける動作で痛みがでる。
特にあくびをする時は、痛みが強いので中途半端なあくびになってしまう。
おもいっきり口を開けることができないので、お寿司は口に入らない。
[施術方法・経過]
口を開けていただいて、ご自分の指が何本入るかを確認していただくと、指2本分がやっと入るくらい。
それ以上開けようとすると、痛みがでてしまう。
痛みの場所を指で触っていただくと、ちょうど顎関節のあたりに感じている。
身体のバランスをチェックさせていただくと、骨盤と首と背中の骨のつなぎ目あたりに歪みがあった。
顎関節は痛みがある左側が、上方、後方、左横に歪みがあり、顎を動かす側頭筋の緊張があった。
顎関節は背骨が軸となっているので、背骨の歪みが顎に影響を与えることがあるので、最初に身体全体のバランスを調整。
その後、顎関節を調整させていただき、口を開けていただく。
まだ、痛みはあるが、指3本まではいかないが、2.5位は開けられるようになった。
3回の施術後から、あくび以外では痛みがなくなってきた。
5回の施術を終えるとだいぶ口を大きく開けられるようになったが、あくびの時、一番大きく開けた最後で痛みが残る感じがある。
6回の施術でほとんど痛みがなくなったので、日ごろのメンテナンスをお勧めして施術を終えた。
[コメント]
あごの関節は、背骨が軸となっていて、その軸が歪んでいると顎関節の片方に負荷がかかり、痛みを出すことがあります。
また、無意識のうちに片側で噛む癖があったりしてもバランスを崩す要因になります。
顎関節のバランスの崩れが背骨に影響を及ぼすこともあれば、逆の事もありますので、両方のバランスを診ることが大切です。
顎関節症、顎の痛みでお悩みなら、ご相談ください。