病歴と症状
- 3ヶ月前に左のアキレス腱に違和感を感じ始めた。
- 違和感があったが、その時にあった10kmのマラソンに参加した。
- 走った日の翌日から、アキレス腱付近に痛みと腫れが出てしまった。
- 1ヶ月位、マラソンや長く歩くことを止めていて、湿布を張って自己治療をしていた。
- それで、腫れと痛みは少し良くなった。
- 試しに3~5kmの散歩やジョギングをすると痛みがでる。
- なかなか良くならないので、病院へ。
- 骨には異常がなく、アキレス腱炎と診断された。
- 湿布や痛み止めを処方された。
- それでも改善されないので、来院した。
- 朝起きてしばらくは痛みがあるが、日常生活ではそれほど気にならない。
施術と経過
初回来院時
痛みが気になる場所を見せていただく。
左の踵の骨にアキレス腱が付着する少し上のあたりに痛みを感じている。
アキレス腱は主に腓腹筋とヒラメ筋の腱で、踵に付着しているので、膝との関わりもある。
もちろん足首にも関係している。
膝関節と足首のバランスをチェックさせていただく。
膝関節を構成している脛骨の内方、後方変位がある。
踵は、アキレス腱の付着部にあたる後ろ側が、上方、後方、内方に変位している。
左の股関節や骨盤のバランスも悪い。
膝と踵を中心に全身と関連筋肉も調整。
施術がおわりましたので、起き上がっていただけますでしょうか。
はい。
お身体の状態ですが、骨盤と股関節、膝とかかとの骨のバランスが悪くなっていました。
特に膝と踵のバランスが悪かったです。
その影響で、ふくらはぎの筋肉に負担がかかりアキレス腱の痛みがでてしまったと思います。
膝とかかとの骨のバランスが改善されて、筋肉の硬さが緩和されてくると症状もだんだん改善されてくると思います。
身体のバランスが安定するまで、がんばって少し通院してみてください。
2回目の来院
痛みの変化はありましたか?
朝起きた時の痛みはでなくなっています。
そうですか。
わかりました。
では、早速ですがうつ伏せになってください。
身体のバランスを確認させていただく。
脛骨の後方、踵骨の後方、内方が残っている。
それらを調整。
筋肉の緩和操作も行う。
4回目の来院
アキレス腱の痛みはどうですか?
3km位走りましたが痛みはでなかったです。
身体のバランスをチェックさせていただく。
筋肉の緊張は少し改善されてきている。
膝やかかとの骨のバランスも少し良くなっているところもあるがまだ悪い。
悪い所を中心に全身を調整。
5回目以降
6回目の来院時には長い距離を走っても大丈夫になっていたので、最後の調整をして終了。
その後は様子をみながら、時々お身体の調整をされることをおススメさせていただいた。
コメント
アキレス腱炎は主に使いすぎによって発症することが多い症状です。
今回の患者様の場合は、走りすぎによって起こってしまったと考えられます。
使いすぎで疲労がたまってくると、筋肉が硬く緊張した状態が継続されてきてしまいます。
筋肉の緊張が持続することによって、踵の周辺の歪みが固定化されてしまいます。
歪みが固定されてくると、より一層筋肉の負担が増え、筋肉の緊張が高まってしまいます。
このような悪循環によって、少しずつ症状が悪化。
最後には痛みがでてきてしまいます。
こうなるとマッサージや湿布などでは、なかなか完治が難しくなってしまいます。
カイロプラクティックでは、筋肉や骨格のバランスを整えることによって、この悪循環を断ち切ります。
また、施術により治癒力が向上しますので、改善に向けた良いサイクルができていきます。
なかなか改善されないアキレス腱炎にお悩みならご相談ください。