病歴と症状
- 6年前くらいから違和感があった。
- そのころは、強い痛みはなかったが、股関節を動かすとゴリゴリ音が鳴っていた。
- 仰向けで、膝を抱えて内側に圧を加えると、股関節が痛む。
- ずっと座っていると股関節の外側が痛くなる。
- だんだん痛みがでる頻度が増えてきた。
- 痛みも強くなってきているので、整形外科を受診。
- レントゲンを撮られて、股関節唇炎と言われた。
- 痛み止めと湿布で、1ヶ月くらい様子をみていたが改善されず。
施術と経過
初回来院時
股関節唇は、股関節の周りについている軟骨様の組織です。
股関節の周りを取り囲むようについています。
これがあることによって、股関節を安定させています。
股関節を動かすとゴリゴリ言ったり、痛みがあると股関節唇炎が疑われるようです。
ゴリゴリ音が鳴って、痛みがあるからと言って、全部が股関節唇の影響ではありません。
筋肉や関節が影響していることもあります。
早速、股関節のバランスを診させていただく。
痛みのある左の股関節は、前方と上方に変位してしまっている。
股関節周りの筋肉である、殿筋と大腿筋膜張筋、お腹側の腸腰筋が硬く緊張している。
左の股関節に関わる骨盤の歪みもある。
これらのバランスを整え、筋肉の緊張が緩和されれば、おそらく痛みは軽減されると思われる。
全身をまず調整。
その後で、股関節や骨盤を入念に調整。
筋肉の緩和操作も行う。
施術がおわりましたので、起き上がっていただけますでしょうか。
はい。
お身体の状態ですが、骨盤と股関節のバランスが悪くなっていました。
その影響で、股関節周りの筋肉の殿筋と大腿筋膜張筋、お腹側にある腸腰筋が硬くなっていました。
骨盤と股関節のバランスが安定して、筋肉が緩んでくると症状もだんだん改善されてくると思います。
身体のバランスが安定するまで、がんばって少し通院してみてください。
2回目の来院
施術後はいかがでしたか?
まだあまり変わりはありません。
わかりました。
では、早速ですがうつ伏せになってください。
身体のバランスを確認させていただく。
骨盤と股関節のバランスはまだ悪い。
筋肉の硬さもまだある。
前回同様、これらのバランスを調整。
筋肉の緩和操作も行う。
4回目の来院
股関節の痛みはいかがですか?
少し長く座っても痛みがでにくくなっています。
身体のバランスをチェックさせていただく。
股関節はまだバランスが悪いが、骨盤は改善されてきている。
筋肉の緊張も少し改善がみられる。
悪い所を中心に全身を調整。
8回目の来院
調子はいかがですか?
楽にはなっていますが、まだ全快ではないです。
早速身体のバランスをチェックさせていただく。
骨盤のバランスは、順調に改善されてきている。
股関節も少し良い状態になってきている。
股関節周りの筋肉も少しずつ緩んできている。
悪い所を中心に全身を調整。
9回目以降
その後は、順調に改善され、13回目の来院時には、股関節のバランスもだいぶ改善がみられた。
ご本人も痛みを気にすることがなくなってきたと言われていた。
バランスも良く、調子も良いので、少し間隔を空け、メンテナンスを兼ねて来院されることをおススメして終了。
コメント
股関節に痛みがあると、組織の損傷が疑われることが多いですが、関節や筋肉の問題でも痛みがでてきます。
今回の患者様は、身体のバランスが悪く、左側に重心がかかるようになっていました。
その状態が長く続くと、股関節周りの筋肉の緊張状態が継続されるようになります。
そうすると、股関節の歪みが固定化され、さらにバランスが悪くなります。
バランスが悪くなると、さらに筋肉が緊張し、悪循環になります。
バランスを改善させ、筋肉を緩和させると、悪循環から好循環に変わり、症状も改善されていきます。
股関節唇炎による股関節の痛みでお困りならご相談ください。